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校長 着任挨拶      
                      校長 黒田 勇輝
    揮毫 書道科・教諭 桑原 佳乃

 

 令和2年4月1日に第22代校長として着任いたしました。

  本校は、明治32年、当時の日本の中核産業である、養蚕業の発展に寄与するために創立された、「競進社蚕業学校」を源に発し、以来、120余年、幾多の変遷を経て、平成7年、児玉農工高校から、児玉白楊高校に校名を変更し、現在に至っています。

 私たちが生きていくこれからの社会は、情報化やグローバル化といった社会的な変化が加速し、予測不可能な時代と言われています。

 このような時代、児玉白楊高校の生徒には、様々な課題に受け身でなく、主体的に取り組み、将来どのような道に進んだとしても、自分自身の可能性を無限に広げられるように成長してほしいと願っています。

 児玉白楊高校は、生物資源科、環境デザイン科、機械科、電子機械科の4科を有する専門学科の高校です。実習などの実践を繰り返すことにより、知識や技能を身に付けていきます。

  専門学科である本校には「なすことによって学ぶ」という校訓があります。実践を重んじ、試行錯誤を繰り返すことにより学んでいくという意味です。

 教科などで学んだことを、自ら考え、体を動かし、失敗したり、成功したりという体験を通して、自分のものにしていくことが重要であり、教育の原点だと考えています。

  私たち教職員は、120余年、脈々と受け継いできた専門学科の精神であるこの校訓を日々実践し、生徒とともに着実に前進してまいります。前進し続ける児玉白楊高校に御支援・御協力をよろしくお願いいたします。

令和2年度入学式式辞.pdf

 

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校長室より

令和3年度1学期始業式・校長講話

■皆さん、おはようございます。

■この春休みは、みなさん大きな事故もなく、新型コロナ対策もしっかりやってくれて、陽性者も出ずに済み、本日このように令和3年度1学期始業式を迎えられたことを本当に嬉しく思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ■さて、令和3年度が本日からスタートです。新年度のスタートにあたり、1つだけお話ししたいと思います。本校のルーツについてのお話です。

 ■本校は、明治32年に開校、122年の伝統を誇る専門学科の高校です。埼玉県立高校では、5番目に古い学校です。

■本校がスタートした明治32年頃、日本の産業の中核をなしていたのは養蚕業で、その発展のために創られたのが、本校のルーツである「競進社蚕業学校」であり、その土台、礎を築いたのが、校祖・木村九蔵です。本日は、その木村九蔵の話をしたいと思います。

 

■本校のルーツである「競進社蚕業学校」ができた122年前を更にさかのぼるり、今から176年前、1845年(江戸時代・13代将軍・家慶の頃)、木村九蔵は、現在の群馬県藤岡市に生まれました。(NHK大河ドラマ「晴天を衝く」の主人公、渋沢栄一の生まれた5年後)

■木村九蔵、当時の名前・高山巳之助(たかやま みのすけ)は、13歳の時、近所の養蚕農家から蚕の卵をもらい、自分の家の屋根裏で寝る間を惜しんでそれはそれは大切育てました。

■そして、その甲斐あって、蚕は周りの人たちが驚いてしまうほど、すばらしい繭を作ることができました。

■みなさんご存じとは思いますが、蚕とはさなぎになる際、糸をはいて繭を作り、その繭から絹糸をつくる訳です。しかし、とても弱い昆虫で人が育てないと生きていけないそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ■気を良くした九蔵は、その後、別のところに住んでいた兄の高山長五郎のうちで蚕を協力して育てるようになります。しかし、今度はなかなかうまくいかず、みな死んでしまったそうです。蚕は湿気に弱く、「コシャリ」という白カビが付く病気にかかりやすく、そうなるとみな死んでしまうのです。

 

■兄・長五郎と九蔵は、困り果ててしまいました。それから、その原因を考えはじめ、長いことかかかったある時、はっとしました。兄の家と自分が育てた屋根裏との環境の違い、「湿気の違い」に気付いたのです。

■九蔵が蚕を飼っていた屋根裏の2階には、いつも暖かく、ちょうどよく乾いた空気があったのです。

 

■よい繭をつくには神頼みしか術のなかった養蚕農家の深い願いを胸に、九蔵はその後も研究と努力を続けました。

■遠くの名人を訪ねて話を聞いたり、養蚕の古い書物を読んだり、片時も蚕のことを忘れることはありませんでした。

■そして、1872年(明治5年)、九蔵28歳のとき、今までの研究の成果である一派温暖育(いっぱおんだんいく)という蚕の育て方を世に発表することができたのです。13歳で蚕をうまく育てて以来、15年の年月が経っていました。

 

■一派温暖育とは、蚕が丈夫に育ち、よい繭を作るために木村九蔵が考え出した育て方で、部屋を火力により温め、風通しをよくすることで、蚕を病気にかからないようにするという育て方です。

 

■九蔵は、この一派温暖育という方法を独り占めにはしませんでした。人々の幸せのため、一派温暖育を多くの人々に教え、広めようと思ったのです。

■そして、もっともっと多くの養蚕農家に一派温暖育を広め、丈夫な蚕を育てる技術を磨きたいと思うようになったのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

■しかし、そんな九蔵の夢も一人では叶えられません。九蔵は、競進組(後の競進社)という養蚕を学ぶ人たちの会を作りました。会員たちは、炭火の使い方や桑の与え方、蚕を育てる家の改良の仕方などを九蔵から熱心に学びました。

■九蔵のそばで一派温暖育を学んだ会員たちは、「養蚕教師」となって人々のために遠い場所でも何度も足を運び、一派温暖育の技術を広めていきました。

 

■そのおかげで、蚕が丈夫に育ち、よい繭ができると競進社の評判は次第に広がっていきました。

■また、競進社が育てた繭が全国コンテストで一等賞となり、その名は全国に知れ渡っていきました。

 

■児玉駅の近くに「産業教育の発祥の地」という石碑があります。それまで自宅を使って養蚕の指導をしていた九蔵が、1884年(明治17年)、40歳の時に養蚕の技術を伝えるための「伝習所」を開いた場所です。

■伝習所では、実習をとおして養蚕技術を学べました。

 

■また、その近くに「競進社模範蚕室」という建物があります。九蔵が50歳の時に、養蚕の技術や工夫を余すことなく詰め込んだ建物です。無料で見学ができますので今度行ってみてください。

 

■その後、木村九蔵は、54歳で病でこの世を去りますが、九蔵の意志を継いで仲間たちが、伝習所を「競進社蚕業学校」と改め、実習だけではなく、養蚕に関する科学的な知識をも授業で学べるようにしました。これが本校のルーツとなったのです。122年前のことです。

 

■この学校で学んだ卒業生たちにより、一派温暖育の方法は全国に広がっていきました。そして、更に中国、台湾、朝鮮にまでも広がっていきました。

■本校のルーツである競進社蚕業学校は、競進社実業学校と名前を変え、その後、児玉農学校、児玉農業高等学校、県立児玉農工高等学校、そして、平成7年、現在の児玉白楊高等学校となり、現在に至っているわけです。

 

■本校、校祖の木村九蔵の多くの人々を幸せにしたいという願いは、国境、時代を越えて、今、私たちに受け継がれているのです。本校のルーツである競進社蚕業学校が、そのような思い出作られたことを私たちは、決して忘れてはならないのです。

■私は、校長としてその思いを受け継いでいる本校を誇りに思います。

 

■木村九蔵の思いを受け継いだ私たちの使命は、「産業教育発祥の地」である児玉地域の未来を担う、心豊かな、しっかりとした産業人になることです。

■みなさん、この児玉白楊高校の生徒であるということに、誇りと自覚をもって、令和3年度を悔いないように、全力で突き進んでください。私は校長として、それを全力で応援します。今年一年、よろしくお願いします。

 

 

令和3年度入学式 校長式辞

 かつて本校の先人たちが植樹した 小山川のこだま千本桜も見事に咲き誇る 春爛漫のこの佳き日に、御来賓並びに新入生保護者の皆様の御臨席の下、令和3年度 埼玉県立児玉白楊高等学校入学式を 挙行できますことは、本校にとりまして、この上ない喜びと深く感謝申し上げます。

 

 ただ今、入学を許可いたしました、128名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。教職員一同、皆さんの入学を心から歓迎いたします。

 

 また、保護者の皆様におかれましても、お子様の御入学、まことにおめでとうございます。心よりお慶び申し上げます。本日より三年間、お子様の成長する手助けを 精一杯努めさせていただきます。どうかよろしくお願いいたします。

 

 本校は、明治三十二年、当時の日本の中核産業である、養蚕業(ようさんぎょう)の発展に寄与するために創立された、「競進社蚕業学校」を源に発し、以来、百二十余年、幾多の変遷を経て、平成七年度、児玉農工高校から児玉白楊高校に校名を変更し現在に至っております。

 

 さて、皆さんは、この百二十余年もの伝統ある児玉白楊高校の生徒として、本日その第一歩を踏み出すわけですが、この児玉白楊高校の3年間で、皆さんは地域の未来を支える、なくてはならない産業人へと成長していくことになります。

 そして、この児玉白楊高校が、皆さんの成長するステージとなるのです。

 しかし、ヒトは何もせずに成長することはできません。そこで、私から入学に当たりこれからの指針として成長するコツについて、二つお話しします。

 

一つ目は、「母校となる児玉白楊高校を全力で好きになれ」ということです。

 人は自分が好きになったことなら、どんどん吸収するものです。やらされるのではなく、自ら進んで取り組むようになります。

  そうなれば、もはや周りがやめろと言っても誰も止められません。「受け身」ではなく、「能動的」な状態です。「好き」という状態は、言い換えると「主体的」「能動的」とも言えるかもしれません。

 

「好きこそものの上手なれ」ということわざがありますが、その言葉は「主体的・能動的に取り組むと成長する」という意味なのです。皆さんには、三年間の学校生活を丸ごと好きになり、大いに成長していってほしいのです。

 

 百二十年もの長い間、この児玉という地で 脈々と受け継がれてきた児玉白楊高校の歴史。そして、それを支えてきた地域の人々。また、現在の学校を支えている目の前にいる教職員や これから共に学ぶ仲間たち。皆さんに関わる全てに興味を持って、「好き」になり 主体的・能動的に取り組んでみてください。

 

 二つ目は、本校の校訓である「『なすことによって学ぶ』を実践せよ」ということです。「学ぶ」ということは、単に教科書を暗記すればいいわけではないのです。

  教科などで学んだことを、自ら考え、体を動かし、失敗したり、成功したりという体験や実践を通して、自分のものにしていくことが重要なのです。

 

 本校のルーツとなる「競進社蚕業学校」をおこした校祖の木村九蔵は、皆さんと同じぐらいの年頃のとき、屋根裏で養蚕にチャレンジし、良質な繭を作ることができたそうです。

  それをステップに翌年、規模を拡大し、同じ方法で養育したのですが、その年、蚕は全て死んでしまったそうです。失敗でした。

  九蔵青年は「なぜ失敗したのだろう」と悩みました。そして、試行錯誤の結果、養育の方法は同じでも、上手くいった屋根裏部屋とは環境が違っていたということに気が付きました。

  その後、元の屋根裏の環境を再現し、再び良質の繭を作ることができたといいます。失敗した経験から学び、新たなことを発見したのです。

 

 本校は、生物資源科、環境デザイン科、機械科、電子機械科の4科を有する専門学科の高校です。実習などの実践を繰り返すことにより、知識や技能を身に付けていきます。実践を繰り返す中では、思うようにいかず失敗することもあるかまもしれません。

  しかし、失敗もまた経験のうちです。九蔵青年と同じように失敗や試行錯誤の経験から真理を探究し、大きく成長していってください。

 

 私たちが生きていくこれからの社会は、AI技術が高度に発達した「Society5.0」の到来により社会の在り方が劇的に変化し、更に新型コロナウイルスの感染拡大などもあり、先行き不透明な「予測不可能な時代」と言われています。

  このような時代、新入生の皆さんには、様々な課題に受け身でなく、主体的に取り組み、将来どのような道に進んだとしても、自分自身の可能性を無限に広げられるように成長してほしいのです。

 

 皆さんの入学に際し、これからの指針として、一つ目は、「母校を全力で好きになれ」ということ、そして、もう一つは、「『なすことによって学ぶ』を実践せよ」ということをお話ししました。

 私たち教職員は、全力でそれをサポートします。

 

 最後に、保護者の皆さまに、お話しいたします。本日から三年間、責任を持って、お子様をお預かりいたします。

 家庭教育と学校教育との関係は、車の両輪とよく言われます。家庭と学校がそれぞれの役割をしっかり果たし、協力・連携し、教育に当たることが、何よりも大切なことは、言うまでもありません。

 

 私たち教職員一同、御期待に沿えるよう、一所懸命に努力いたします。是非とも学校を信頼していただき、家庭と学校との風通しを良くしながら、お子様の成長に向け、一緒に取り組んでいきたいと思いますので、何卒、御支援・御協力をよろしくお願いいたします。

 

 それでは、三年後の卒業式の際、ここにいる新入生が、心身ともに成長し、全ての生徒・保護者の皆様が児玉白楊に来て本当によかったと思えることを心から願い、私の式辞といたします。 

令和2年度終了式・校長講話

 1・2年生のみなさん、おはようございます。本日は、令和2年度の終了式です。今年度は新型コロナウイルス感染防止対策、緊急事態宣言下の臨時休業からはじまり、この先どうなるのかと不安でしたが、皆さんのおかげで何とか本日を迎えることができました。ありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

  今日は、はじめに先日の卒業式についての話をします。

 先日の卒業式は、1・2年生の皆さんにもリモートで参加して、卒業生の門出を一緒に祝ってもらいました。ありがとうございました。在校生は、式場には入らないという県のガイドラインがあり、式の日は在校生を休みにした高校もあった中で、本校はリモートで参加するという形をとりました。私は、本校で3年間学び続け、立派に成長した卒業生の姿を、1・2年生にもしっかり見ておいてほしかったし、在校生のみなさんも先輩たちをきっと送りだしたいだろうと思い、あのような形の卒業式としました。

 

 式での卒業生たちは、とても立派でした。あのように立派に成長した卒業生の姿を見ることができた在校生のみなさんは、本当によい経験をしたと思います。卒業生たちは、本校で3年間しっかりと学び、目指す学校像にある「地域の未来を担う」人材へと成長したんだと思います。そして、何より母校を愛してくれた。白楊の卒業生であることを誇りに卒業した姿でした。

 

 みなさんはその姿に、自身の近い将来の姿を見たわけです。そういう大事な経験をしたんだということを自覚し、そして覚えておいてください。

 

 2点目は、緊急事態宣言解除後の対応についてです。

 3学期が始まる前日の1/8に発令された1都3県の緊急事態宣言が、3/21に解除となりました。とはいうものの1都3県の新規感染者数は下げ止まりから微増、リバウンドの兆候もある状況で、一向に気の抜けない状態です。今後も引き続き、次のとおり感染防止対策を行っていくので、よろしくお願いします。

 

 (1)授業は感染防止対策を徹底した上で実施

 (2)部活動は段階的に活動を再開

 (3)春休みを含めた家庭へのお願い

   ・規則正しい生活習慣の徹底

   ・手洗いの徹底と適切な換気・保湿、マスクの着用

   ・不要不急の外出、生徒同士の会食等の自粛

 埼玉県でも、感染力が強く、重症化しやすい言われる変異種が確認されています。感染力が強いので、今まで以上に感染防止対策を行う必要があります。石けんによる手洗い、アルコールでの手指消毒などを徹底してください。春休み中、生徒同士でファストフード店で会食したり、カラオケに行ったりは、まだまだ自粛をお願いします。

 

 3点目は、3学期の始業式でも話した「社会で通用する人材」ということについて、もう一度話をしたいと思います。

 まず、始業式でお話したことを振り返ってみます。こんな話をしました。学校目標ともいえる目指す学校像「母校を愛し、地域の未来を担う心豊かな産業人を育成する学校」を実現するために、本校には4つの重点目標があるということ。

 因みに、重点目標の1は、「主体的な学びの実現」で、授業や実習は、受け身ではダメ。自分から取りにいかなくてはいけないといいました。

 

 今日の本題は、重点目標の4で「社会に通用する産業人」になるためには、まず多くの経験が必要。経験の中でも「苦労」を多くしなさいという話をしました。覚えていますか。HPの「校長室より」にアップしてありますから、確認してみてください。

 これらの話を少し整理してみます。

 

 

 

 

 

 

 

  ●社会で通用する(産業)人になるには・・・

  ・まず、多くの「経験」が必要・特に「苦労」を多く経験することが大事

  ・それは、「優しい人」になるため

  ・言い換えれば、「優しい」「心」になるように「心」を鍛えている

  ・その「優しい」「心」をベースにして、「行動」としてはどんなことが必要か

  ・人に助けてもらえる人になる(「教えて」「助けて」と言える人)

  ・人を助けられる人になる(「大丈夫?」「手伝おうか」と言える人)

  ・こういうスキルを身に付けることが大事

  ・これらの「行動」は、言い換えると、コミュニケーション力とも言える

 

 ここから本日の本題になります。「人に助けてもらえる人」も「人を助けられる人」も、どちらも心が優しい人でないとできませんが、さらに「教えて」「助けて」とか、「大丈夫?」とか、人に話をしないとならないわけです。

 要するに、コミュニケーション力とは、人と話をする力のことなのです。これが苦手な人は多いと思います。なぜなら、人と話をするということが「難しい」からです。校長も苦手でした。

 

 では、どうしたらよいか。答えは簡単です。練習・訓練・稽古すればいいんです。

 もう一つ、「人を助けられる人に」というのは、言い換えると、「善い行い」です。私は、みなさんにこの「善い行い」をたくさんしてもらいたいと思っています。「善い行い」の反対は、当然「悪い行い」ということになります。私は、みなさんに「悪い行いはしないでください」というような後ろ向きなお願いなどしたくはないのです。みなさんには、世のため人のために、「善い行い」をどんどんしてもらいたいと思っていますし、できるとも思っています。

 

 もう一度整理します。重点目標の4で掲げる「社会で通用する産業人(人材)」になるには・・・。まず、心が優しくなくてはならない。そのためには、多くの苦労を経験すること。

 次に、行動は、その優しさを根底に人と接するということ。「人と接する」を具体的に言うと、人に助けてもらう・人を助けるということ。

 これらの行動を言い換えると、「コミュニケーション力」

 また、「人を助ける」という行動は、「世のため、人のため」の行動だということ。

 

 ここまでの結論。社会で通用する人材になるには、「優しさ」を前提としたコミュニケーション力が必要であるということです。

 

 では、このコミュニケーション力をどのように磨いていけばよいか。先ほども整理したようにコミュニケーション力とは、人と話をする力のことです。その第一歩は、何を隠そう「あいさつ」です。あいさつができるようになると、人と会話ができるようになってくるのです。

 

 例えば、こんな感じです。「おはようございます!」まずここから。

 実は、みなさんにはもっと上級者向けをやってもらいたい。例えば、寒い朝に近所のおばあちゃんと出会ったとき、「おはようございます。おばあちゃん。今日はちっとんべぇ、さみいんねぇ」

 また、天気のいい日には「おばあちゃん、今日はいい塩梅だいねぇ。」そうすると、「そうだいねぇ。いい塩梅だいねぇ。」と返ってきて、そこから会話が徐々に広がっていくわけです。

 みなさん、コミュケーション力を高めるために、是非ともあいさつがんばって訓練してみてください。

 

 さて、本日は3つ話をしました。

 1点目は、卒業式は、立派な卒業生の姿を見ることができて、在校生にとってよい経験となったという話。

 2点目は、緊急事態宣言解除後の新型コロナウイルス感染防止の対応についての話。

 3点目は、「社会で通用する人材」になるには、まず心が優しくなければならない、その上でコミュニケーション力がなくてはならないという話。

 

 特に3点目については、今はまだ、できなくてもいいんです。しかし、卒業するときまでには、しっかりと身に付けて、世のため人のために尽くせる、優しい、頼もしい人に成長していってください。一緒に頑張っていきましょう。

 

 それでは、4月からはそれぞれが1つ上の学年に進級して、一歩成長した上級生となります。その自覚と白楊高の生徒であるという誇りをもって、新入生を迎えてください。

 

 

 

令和2年度 卒業証書授与式・校長式辞

 白楊の森の木々の蕾もほころび始め、この児玉の地にも春の息吹が感じられるこの佳き日に、昨年度はかなわなかった多数の御来賓と保護者の皆様の御列席の下、令和二年度卒業証書授与式を挙行できますことは、卒業生はもとより在校生そして私たち教職員にとって大きな喜びであります。

 在校生は、それぞれのHRでリモートにて式に参加し、卒業生の門出をお祝いいたします。

 本日御臨席を賜りました皆様には、日頃から本校の教育に御理解と御協力をいただき、さらに本日巣立ちゆく卒業生の門出に華を添えていただきましたことに心より御礼申し上げます。

また、保護者の皆様におかれましては、今日のお子様の成長された姿に感慨も一入のことと存じます。御卒業、誠におめでとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ただいま卒業証書を授与した113名の卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。本校所定の教育課程を無事終了し、めでたく卒業の日を迎えることができたことは、一人一人がたゆまぬ努力を積み重ねてきた結果であることは言うまでもありません。その努力に改めて敬意を表します。よく頑張りました。

 

 同時に、その頑張りを陰で支えてくれた周囲の方々への感謝の気持ちを決して忘れてはなりません。特に保護者の支えがなくては本日を迎えられることはなかったはずです。その無償の愛に対して、今日は是非、自身の言葉で感謝の意を表してみてはどうでしょう。少し、気恥ずかしいと思いますが、気持ちを言葉で伝えることはとても大事なことです。

 

 また、手前味噌になりますが三年間、叱咤激励を続けた担任や教職員の存在も忘れないでほしいと思います。口うるさく、うっとうしいと思ったこともあるのではないかと思いますが、君たちにとって耳障りなことを言ってくれる人が、実は一番心配してくれている人だということを心の片隅に止めておいてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

  さて、今年度は新型コロナウイルスの感染防止のため、様々な学校行事を中止とせざるを得ず、青春まっただ中の皆さんに高校生活を思いっきり謳歌させてあげられず、校長として本当に心苦しい思いをしました。今まで当たり前に行っていたことを、普通に行うことがどれほど難しいかを痛感させられる1年でした。

 

それでも、全学年で実施できた唯一の行事である体育祭は、心に残るとても素晴らしい行事になりました。最上級生である皆さんの活躍はめざましく、とても頼もしく思えました。保護者の皆さんにお見せできなかったことが残念です。

 

 また、今年度は始業式や終業式がリモートとなり、校長講話はモニターを通してのものとなりましたが、校長として私なりに熱いメッセージを送ってきたつもりです。今日で皆さんに話をするのも最後となります。そこで、卒業生の皆さんに餞として一つだけ話をします。これが校長からの最後の授業です。

 

 皆さんが進むこれからの社会は、情報化やグローバル化といった社会的変化が加速し、「予測不可能な時代」と言われています。今後、その激しい変化に戸惑い、悩み、迷うことがきっとあることでしょう。

 

 しかし、そんなときは本校で培った校訓である「なすことによって学ぶ」を思い出してください。この「なすことによって学ぶ」という言葉は、実践を重んじ、試行錯誤の中で学んでいくという意味です。ただ頭だけで考えて、不安ばかり募らせるのではなく、実際にチャレンジしてみて、その上で失敗や成功を繰り返しながら自分のものにしていくということです。

 

 これからの社会は、このように地面にしっかりと足を付けて着実に前進していくことが重要です。そして、皆さんは本校で三年間、日々繰り返してきた実習の中で、これを実践し、気づかぬうちにこのスピリットを会得しているのです。ですから何も恐れることはありません。この児玉白楊高校で三年間みっちりとたたき込まれた校訓「なすことによって学ぶ」の精神に自信と誇りをもって、着実に前進していってほしいと思います。

 

 そして、そのスピリットを育んだ母校である児玉白楊高校をいつまでも愛していてほしいと思います。我々教職員は、卒業生の皆さんがいつまでも誇れる母校であり続けられるよう努力を怠らずに精進して参ります。

 

 卒業式に際し、只今皆さんに餞として、母校を愛し、自信と誇りをもって進めという話しをしました。

 本校で三年間培った校訓「なすことによって学ぶ」の精神は、我々がものを学び成長していく際の大切な指針であり、どの世界へ行っても通用するものです。そのことに誇りをもって、それぞれの社会で活躍していってほしいと心より願っております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 皆さん、いよいよ別れのときです。

 結びに、卒業生の皆さんの幸多き未来を心より期待して私の式辞といたします。

 

   令和3年3月11日

            埼玉県立児玉白楊高等学校 校長 黒田 勇輝

 

令和2年度 3学期始業式 校長講話

★R030108校長講話.pptx

■新年あけましておめでとうございます。

■皆さん、元気に新年を迎えられてことと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

■さて、新年の初めに当たり、また、今年度の締めくくりである3学期の始まりに当たり、私から3点、お話しします。

 

■1点目は、1学期、2学期に引き続き、新型コロナ対策について話をしなければなりません。昨日、政府より緊急事態宣言が再発令されましたので、そのことも含めて、お話しします。

■2学期終業式には、

 ①手洗い・マスク・ソーシャルディスタンスの厳守

 ②東京都・首都圏・混雑した場所への不要不急の外出を控えること

 などをお願いしました。

■年末年始、多くの皆さんがしっかり感染防止対策を行ってくれたお陰で、本校では一人も陽性者が出ておりません。このことについて、皆さんに心から感謝いたします。

■しかしながら、県内の感染状況をみますと、年末年始も新規感染者の拡大は止まらず、埼玉県では昨日、新規感染者数460人と過去最多を更新しました。県内の医療機関もひっ迫した深刻な状況のようです。全国でも7,490人と過去最多を更新しました。

■このような事態を受けて、年明けに東京・神奈川・千葉・埼玉の1都3県の知事が、政府に緊急事態宣言の再発令を要請し、政府により昨日緊急事態宣言が発令されたところです。

■これを受けて県教育委員会は、「感染防止対策を徹底しながら教育活動を継続する」との基本方針を示しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■ということで、皆さんには改めて「感染予防の更なる徹底」をお願いいたします。

■そして、今回はもう少し具体的にお願いしますので、よく聞いて各自が自覚と責任をもって守ってください。よろしくお願いします。

■まず、2学期終業式にお願いした「手洗い・マスク・ソーシャルディスタンス」「東京都・首都圏等混雑した場所への外出を控える」は継続です。

■今回の緊急事態宣言では、飲食中の感染リスクが高いと言われています。皆さんも食事中が要注意です。ということで追加の①「食事中はしゃべらない」(会話禁止)。会話は食事後にマスクを付けてからとしてください。

■県立高校では、部活動でのクラスターも発生しているとのことです。ということで追加の②「部室で気を抜かない・マスク着用・会話をひかえる」

■県教育委員会の今回の基本方針では、「授業等における合唱・調理実習等も中止」が示されました。それを踏まえて追加の③「教室等で大声を出さない」。大声は飛沫を多く、遠くまで飛ばします。

■当然、下校時は可能な限り速やかに帰宅すること。カラオケに寄るなんていうのは、かなりの感染リスクです。

■今、お話ししたお願いを簡単にまとめましたので、皆さんしっかり感染予防をお願いします。

■万が一、感染者が出て臨時休業になることがあったら、Classroomを使って課題の指示や、場合によってはリモート授業も行うことがありますので、Classroomの指示を確認して、しっかり勉強してください。各自が緊急時という自覚と危機意識をもって行動してください。

 

■さて、2点目は、本校の学校目標ともいえる「目指す学校像」などについて、話したいと思います。

■皆さんは、本校の1番重要な目標である「目指す学校像」というものを知っていますか。知らない人は、本校のHPのトップページ右側「お知らせ」欄にある「R2児玉白楊高校【当初シート】」で確認してください。地域、保護者、中学生に向けて公開している、いやHPですので、全世界に公開しているものですから、張本人である皆さんが知らないと白楊の生徒としていかがなものか。ちょっと恥ずかしいかな。

■改めて、「目指す学校像」というものは、学校の目標の中で1番重要な目標であって、10年ぐらいのスパンで掲げている長期目標です。

■それでは知らない人のために本校の「目指す学校像」をいうので覚えておいてください。

■「母校を愛し、地域の未来を担う心豊かな産業人を育成する学校」というのが、本校の「目指す学校像」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■私がいつも言っている「主体的な学び」、言い換えると授業が楽しいということかな、それと自分の成長を実感できるような高校3年間を送ることができた生徒は、きっと母校を愛しく思うはずです。そんな生徒を一人でも多く育てていきたいという願いを込めて、冒頭の「母校を愛し」という言葉が入っています。

■そのあとの「地域の未来を担う」も「心豊かな産業人を育成する」も全部大事な言葉ですから、よく覚えておいてください。

■さて、その「目指す学校像」を実現するために、少し具体的にした目標の「重点目標」というのがあります。5年ぐらいのスパンで取り組んでいく中期目標ですが、本校は。その重点目標というのが4つあります。

■本日は、時間がないので4つのうち、重点目標1と4の2つ紹介します。

■重点目標1は、「主体的な学びの実現と確かな学力の育成」というものです。

■先ほども出てきましたこの「主体的な学び」という言葉。「主体的」というのは、自分から率先してということ。ですから「主体的な学び」とは、自分から率先してやる学びということです。人にやらされていやいややっているとつまらないし、身に付きません。その反対に、人にやらされているのではなく、自ら率先して学びに向かうと楽しいし、どんどん身に付きます。先ほど「授業が楽しいこと」と言ったのはそういう意味です。

■過去3回実施しました「校長表彰」でも、この「主体的な学び」という文言がよく出てきます。例えば、【本校の重点目標である「主体的な学び」をよく実践し他の模範となりました】といった具合です。

■別にいい点数を取らなくてもいいんです。間違えてもいいんです。先生の質問に進んで発言したりして、自分から率先して、授業に向かうことが大事で、そういう生徒は表彰対象になります。結果的に学びが身に付き、楽しくなり、成績が上がるということです。

■前置きが長くなりましたが、本日の本題は、重点目標4の方です。

■重点目標4は「社会で通用する産業人の育成と部活動の充実」というものです。

■この中の「社会で通用する産業人」という部分が大変重要です。

■「産業人」というのは、産業に従事する人という意味で、言い換えると仕事をする人ということです。

■つまり、自分が就職していろいろな人が共存する社会でしっかりやっていける人ということです。皆さんにそういう人になってもらいたいと願っているわけです。

■それでは、どうしたらそういう人になれるのでしょう。

■仕事がしっかりできるということも大事です。そのために、いろいろな資格を持っていることも大事です。しかし、それよりももっと大事なことがあります。

■前回の校長講話で、「先生方は経験が豊富だからいろいろと相談してみてください」という話をしました。それが答えです。いろいろな人が共存する社会でしっかりやっていくには、いろいろな経験が必要だということです。その中でも、特に苦労した経験というのは価値が高いです。昔の人は「苦労は買ってでもしろ」とよく言ったものです。

■皆さん、今のうちに苦労をたくさんしてください。苦しいこと、悲しいこと、辛いことの経験は、今後の人生の財産です。なぜなら、苦しい思いをした分、人は優しくなれるからです。自分が苦しみを知っているからこそ、人の苦しみを理解できるのです。

■私からすると、高校生なので仕方がないのですが、皆さんはまだまだ経験が足りません。苦労の経験が足りないから、人にも優しくない。人の苦しみを理解できていないということです。

■皆さん、今年度の締めくくりである3学期、人の苦しみを理解できる優しい人間になるため、精進してみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

  

■さて、最後3点目。これも2点目と同じ「社会で通用する産業人」に関連して、授業の中で皆さんに身に付けてほしい力(スキル)についてのお話です。

■先ほども話しましたが、就職して社会に出たら、自分の好き嫌いに関係なく、多様な他者(様々な特徴を持つ人たち)と仕事をすることになります。そこで通用する、つまり、しっかりやっていくには、先ほどお話しした経験値が重要ですが、その他に身に付けておかなければならない力(スキル)というものが2つあります。

■1つ目は、分からないときに、人に「教えて」と頼む、「人の力を借りる力」というものです。2つ目は、分からない人を放っておかずに声をかける、「人に力を貸す力」というものです。この両方とも大切な力(スキル)です。

■社会に出たら、仲間と協力して一つの仕事を成し遂げなければならないという場面が多くあります。いろんな性格のいろんな人がいて、そういう人たちと協力しながら、上手くやりながら仕事をしていくのです。このとき必要なのが、この2つの力(スキル)なのです。

■社会に出ても急にはできないので、今のうちに授業の中で身に付けてください。日々の授業の中で、クラス全体でこのスキルアップに挑戦してください。そうすれば、大事なスキルが身に付くほかに、3学期が終わるとき、更には高校3年間が終わり卒業するとき、母校はとても愛しいものにもなっているはずです。

 

■さて、本日は3点、話しをしました。

■1点目は、緊急事態宣言の下での新型コロナウイルス感染防止対策についての話。

■2点目は、本校の「目指す学校像」と「重点目標」を通して、「社会で通用する産業人」になるために「苦労は買ってでもしろ」という話。

■3点目は、同じく「社会で通用する社会人」になるために、「人の力を借りる力」と「人に力を貸す力」を身に付けてという話でした。

 

■それでは、今年度を締めくくる3学期です。新型コロナ対策を万全に行いながらしっかり自分を磨いてほしいと思います。皆さんの健闘を祈ります。

 

令和2年度 2学期終業式 校長講話

■皆さん、おはようございます。校長の黒田です。

■さて、本日は2学期の終業式です。例年の2学期より少し長く、大きな学校行事といえば体育祭のみでしたが、その体育祭は本当に心に残る学校行事になりました。皆さんに感謝しています。

 ■しかし、やはりちょっと長くて息切れした感がありました。お疲れさまでした。

■では、2学期終業に際し、私が皆さんに伝えたいことを3点、お話しします。

 

■1点目は、毎回の校長講話でお話ししている新型コロナウイルス感染防止についてです。

■最近の新型コロナウイルスは、東京・首都圏を中心に新規感染者が過去最多を日々更新するような状況で、感染の拡大が止まりません。

■1学期終業式にも、同じようなお願いをしましたが、この年末年始にもまたいくつかお願いをしなければなりません。

■まず、手洗い・マスク・ソーシャルディスタンスをしっかりと守るということ。

■次に、東京・県南部、また、人が多く集まる場所への不要不急の外出はひかえるということ。

■さらに、部活動については県教育委員会からの指示で1月17日まで原則中止ということになってしまいました。高校時代といえば人生のうちで最も活気あふれる時期ですが、そのエネルギーを思う存分発揮させてあげられないのは、とても申し訳ないことですが、今はみなさん一人一人の協力が必要です。年末年始の新型コロナウイルス感染防止対策をどうかよろしくお願いします。

  

 

 

 

 

 

 

 

 

■さて、2点目はいつもみなさんの近くにいる「先生の存在」という話をします。

■昨日は漢字大会でしたが、漢字で「先生」とは「先に生まれる」と書きます。確かにみなさんより先に生まれた人というのは間違いないと思います。

■そんな言葉遊びからいろんなことを考えます。勉強を教えるという役割のほかに、「先生」って生徒のみんなにとってどういう存在なんだろうとか、その存在にどんな価値があるんだろうとか。

■突き詰めていくと、この言葉遊びのように、ただ先に生まれただけの人という答えに行き着きます。そうです。「先生」とは、決して偉いわけでもなく、ただ単にみなさんよりも「先に生まれた人」という存在なんです。

 

 

 

 

■しかし、私はそこにこそ大きな価値があるとも思うのです。それは先に生まれている分、人生の経験の量、ロールプレイングゲームでいう経験値がみなさんより多いということに価値があるように思うのです。

■みなさんは高校生だから16年、17年、18年の経験値。校長先生は54年の経験値。その差の分、成功の経験が多いというよりは、失敗したり、悩んだりした経験が多いわけです。そこにこそ「先生」としての価値があるのかなと思います。

■みなさんも高校生として日々悩むこともあるだろうと思いますが、校長先生もそれなりに悩みながら日々を過ごしています。

■そして、みなさんが失敗したり、悩んだりしてることは、私も遠い過去になるけれど同じようなことに悩み失敗していて、それをどうにか、または、なんとなくでもクリアしながら今に至っているわけです。

■その54年間の失敗談や悩んだことをこと細かくは説明はできませんが、今日は少しだけ、校長の失敗談などを話そうと思います。 

■私が同じ年頃の中学、高校時代は、ひたすら部活動をやっていました。

■中学では、野球部で中2の秋からはキャプテンを務めていました。野球は小学生のころ父に教えてもらって始めたのですが、中学から母子家庭となり、キャプテンになったときは、父に報告したかったけれど、それができず寂しかったのを思い出します。

■そんな思いでやってたにもかかわらず、へまをやらかして野球部をクビになってしまいました。

■復帰するため、ぶっ倒れるまでグラウンドをランニングしたのを思い出します。

 

■高校では初心者ながら柔道部に入り、頑張りましたが、中学から成長してなかったんですね、3年生の時にまたまたやらかして、クビになりました。

■反省を示してなんとか復帰を許してもらいました。

 

 ■高校3年で進路を決めるとき、当初は就職希望でした。家庭の経済的状況などを考えてのことでした。しかし、その結論は真剣に考えたものではなかったのです。

■その頃は、まだ将来のことが何も決まってない状態でしたから、いつも不安でいっぱいでした。

■3年次の6月ぐらいの担任面談の前に、「本当にやりたいことは何だろう」と真剣に考えてみたら、教師になりたいという答えが自分の中から出てきてしまいました。

■担任との面談で「教師になりたいんですが、どうしたらなれるんですか」と聞きましたら、「黒田君、教師になるには大学にいかなくちゃダメなのよ」と言われ、そこから勉強を頑張るようになりました。

■それで職業は今に至っています。

 

■私のつまらない経験の話をしてしまいましたが、要するに何が言いたいかというと、先に生まれたと書く「先生」というのは、校長先生もそうであったように、それなりの経験値があるので、なんでもは話してみるといいですよということです。それなりのアドバイスをできる存在です。そして「先生」とは誰のために存在するのか。それは生徒のためです。

■一番身近なのは、担任の先生ですので、悩みがあってもなくても、話をしてみてください。いつでも聞いてくれます。校長室もいつでも歓迎です。

 

■最後3点目、成績のことを少し話します。

■今学期、欠点を取ってしまった人もいると思います。怠けてしまった人、頑張ったけどテストの結果が芳しくなかった人、様々だと思いますが、でも決してあきらめないでください。あきらめなければ、先生方はとことん面倒を見てくれます。そのことを覚えておいてください。

 

■さて、本日は3点、話しをしました。

■1点目は、新型コロナウイルス感染防止対策についての話。

■2点目は、先生は経験値レベル高いから、何でも話してみたらという話。

■3点目は、欠点を取ってしまった人は、決してあきらめるな。

 

■さあ、今回の冬休みは、ステイホームの年末年始となりますが、無駄に過ごすことなく、それぞれがやるべきことをやり、自分なり楽しみながら、価値ある冬休みを過ごしてください。

■それでは、みなさんよい年越しを。

10月30日・体育祭を実施しました!

■みなさん、こんにちは。校長の黒田です。

■このコロナ禍の中で、さまざまな学校行事が中止となっているところですが、10月30日、体育祭を実施することができました。感染防止対策でフルバージョンとはいきませんでしたが、生徒たちは本当に生き生きしておりました。実施できて本当によかったと思います。

■体育祭の開会式・閉会式で校長から生徒たちに話した内容をみなさんに以下のとおり公開いたします。

<開会式・挨拶>

■みなさん、おはようございます。

■本日は絶好の体育祭日和になりました。このようなすばらしいコンディションで令和2年度の体育祭が実施できることを心よりうれしく思っています。

■今年度は、スタートから新型コロナウイルス感染防止対策で、臨時休業から始まり、その後は様々な学校行事が中止となって、生徒のみなさんにおもいっきり学校生活を味わってもらえないことが、校長として申し訳ない気持ちでいっぱいです。

■そんな中でやっと全学年が一つに集まることができました。本当にうれしく思っています。準備をしてくれた生徒や教職員のみなさんには感謝を申し上げます。

■私も話をするのはリモートばかりで、みなさんの前に顔を出すのは今日がはじめてです。

 

■さて、体育祭ですが、目的の中に「スポーツマン精神(シップ)」とあります。スポーツマンシップとは、「正々堂々と」そして、私がいつもリモートで言っている「全力」ということです。

■正々堂々と戦うと、すがすがしく、そして誇らしくなります。全力でやれば、楽しくなり、そして成長します。みなさん、是非とも正々堂々と全力で頑張ってください。

 

■とはいえ、コロナ禍の実施のフルバージョン体育祭ではありませんが、感染防止対策をしながらも、是非とも楽しんで、思い出に残る体育祭にしましょう。

    

      <閉会式・講評>

■みなさん、お疲れさまでした。

■ケガをした人はいませんか。一人もケガなく終了したことを、まずは感謝します。ありがとう。

■それとみなさん楽しみましたか。楽しかった人は手をあげて!それは何よりです。体育祭を実施して本当によかったと思います。

 

■さて、講評ですが、開会式でいったように、みんなが本当に正々堂々と全力で戦ってくれた。私は、みんなの様子を見ていて本当にすがすがしい気持ちになったし、校長として白楊の生徒たちを誇らしく思いました。

■一人一人がそれぞれの団、そして仲間のために全力で戦い、一生懸命応援した。本日、令和2年10月30日は私にとって忘れられない1日となりました。

■生徒のみなさんにとっても一生の宝になる1日になったことと思います。

■いい体育祭にしてくれてありがとう。

 ■以上、感想になりましたが、校長講評に替えたいと思います。

     

 

生徒たちの実習の成果 Part2

 みなさん、こんにちは。

 さて、8月25日から2学期をスタートして、間もなく1か月です。2学期は、新型コロナウイルス感染症防止対策を行いながらも、授業・実習にじっくり取り組んでいるところです。

 先日、環境デザイン科・3年生の田中 彩音さんと望月 楓さんが、実習の成果であるフラワーアレンジメントを校長室に届けてくれました。ありがとうございます。

 とてもきれいなので皆さんにも見ていただこうと思います。

 農業科や工業科の生徒たちは、ほぼ毎日実習がありますが、とても生き生きと実習に臨んでいます。

 

 

令和2年度 2学期始業式 校長講話

■皆さん、おはようございます。校長の黒田です。この夏休みは、生徒のみなさんに大きな事故もなく、本日みんな元気に登校してくれて、本当に嬉しく思っています。

 

■さて、いよいよ2学期です。新学期を迎えるにあたって、2点、話をしたいと思います。

 ■1点目は、1学期の終業式の際も話しましたが、新型コロナウイルス感染防止についてです。

■1学期終業式では、新型コロナウイルスの感染状況について、東京・首都圏を中心に拡大していると言いましたが、現在は、その時よりも感染が拡大して、高止まりの状況です。一向に減少の兆しが見えません。

■1学期終業式には、生徒の皆さんに2つのお願いをしました。しっかり守ってくれましたか。

■一つは、手洗い・マスク・ソーシャルディスタンスをしっかりと守るということ

■もう一つは、東京・県南部、また、人が多く集まる場所への外出はひかえること

■皆さんのおかげで、本校ではまだ感染者は出ていませんが、埼玉県の現在の感染状況では、明日にでも本校でも誰かが感染してもおかしくありません。

■このような状況では、感染者が出ることをただびくびく恐れているだけではなく、感染者が出てしまったときのことを考えておく必要があります。皆さんにもしっかり心の準備をしておいてもらわなければなりません。

 

■前回もお話ししましたが、感染者が出た場合は、関係するクラスが学級閉鎖となります。

■ということは、登校して授業を進めるクラスと登校できないクラスに分かれるということになります。ただし、登校できるクラスについては、今後は授業を進めます。自宅待機で登校できないクラスは、学級閉鎖だからといって自宅でボーっとしてもらっては困ります。自宅で学習を進めてもらう必要があるということです。

■1学期にフルに活用したGoogle classroomやYoutube動画などを駆使して、自宅で自学自習を進めてもらわなくてはなりません。

■登校できるクラスの授業録画映像なども使いながら、教科担当の先生の指示のもとに進めて行くことになりますが、なんといっても生徒皆さんの自覚と協力がなければ、成り立ちません。

■このようにいざというときのことを想定しながら、2学期も新型コロナウイルス感染防止対策を今後もよろしくお願いします。

 

■さて、2点目は「部活動」に関連した話です。

■この夏は、インターハイ、そしてその県予選大会が全て中止となりました。

■その後、競技によっては県独自大会が実施され、3年生にとってはそれが最後の試合となったことと思います。3年間部活動を続けてきた3年生の皆さん、本当にお疲れさまでした。心から激励いたします。

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■1学期の終業式には、「校長表彰」の話をしました。良い成績をおさめた人を表彰するのではなく、その過程で「全力」で取り組んだ人を表彰するものだと言いました。

■何かに「全力」で取り組んだ人を、私は尊いと思います。そういう人というのは、「全力」で何かをする喜びというものを知っているんですね。人生の宝を手に入れた実に尊い人だと思うのです。

 ■今日は、違う角度から、もう一つ尊い人を教えます。それは、努力を地道に継続した人です。

■部活動を3年間続けた人は、これに当たります。部活動を3年間続けるということは、誰もができることです。私も、中学時代・野球部、高校時代・柔道部と最後まで続けることができました。しかし、決してたやすいことではないのです。自分がやりたいと思って始めたものだとしても、継続するにはそれなりの苦労と努力を要するものです。

■これができた人は、社会に出ても多少の苦労なら乗り越えられると思います。自信を持ってください。逆に厳しいことを言えば、何かを継続できないような人は、社会では通用しないということにもなります。1、2年生の皆さんは、よく肝に銘じておいてほしいと思います。

■ですから、3年間部活動を続けて、この夏で晴れて引退となった生徒たちを、私は本当に尊いと思うのです。

 ■3年間の部活動のことを例に話しましたが、部活動だけではありません。自分で決めて継続するということは、本当に大変で、それができた人は尊いという話です。

■今日のキーワードは、「継続」です。「継続は力なり」というみなさんもよく知っている格言もありますね。

 

■さて、本日も2点、話をしました。

■1点目は、2学期からの新型コロナウイルス感染対策として、皆さんの自覚と協力をお願いしたいという話。

■2点目は、部活動の引退の話から、「継続」するということは尊いという話でした。

■皆さんがこの2学期、いろんなことに「全力」で取り組み、そして地道に「継続」しながら青春を謳歌してくれることを心より願っています。

  

令和2年度 1学期終業式 校長講話

 皆さん、おはようございます。校長の黒田です。

 さて、本日は1学期の終業式です。短かった1学期を振りかえって、2点、話をしたいと思います。

 

  1点目は、新型コロナウイルス感染防止についてです。それでは、1学期を少し振り返ってみましょう。

 この1学期は、新型コロナウイルス感染対策で4月・5月の2か月間臨時休業で、Google classroomを使って課題学習に取り組んでもらいました。

 6月からは分散登校で、出席番号の奇数と偶数で1週間ずつ分けて登校してもらいました。(もうずいぶん前のことのように思いますね)

 6月22日からは通常登校となり、それから1か月ちょっと経過したところですね。あっという間の1学期でした。

  誰のせいでもないのですが、たった3年間しかない高校時代という、皆さんにとって大切な、そして貴重な時間を、2か月もの間、皆さんに高校生活を全力で送らせてあげられなかったことに、校長として心を痛めます。

 新型コロナウイルスの感染状況は、今また東京・首都圏を中心に拡大し、明日にでも本校でも誰かが感染してもおかしくないというのが現状です。

 そして、もしも本当に本校から感染者が出たとしたら、濃厚接触者を割り出す間(2日間程度)、学校閉鎖となります。その後、濃厚接触者が割り出せたら、PCR検査を受けるとともに、該当するクラスが2週間の学級閉鎖となります。

 PCR検査により更に陽性者が出れば、またその濃厚接触者を割り出すといったことになります。

 もしも、このようなことになってしまうと、またもや皆さんの貴重な高校生活を奪うことになってしまうわけです。

  私は、校長として二度とそのような状況にはしたくないと強く思っています。ですので、生徒の皆さんにも是非とも協力してもらわなければなりません。

 生徒の皆さんは、「感染しない・させない」ためにも、次の2つを守ってください。

①手洗い・マスク・ソーシャルディスタンスをしっかりと守る

 夏休み中、出かける計画を立てている人もいると思いますが、

②東京・県南部、また、人が多く集まる場所への外出はひかえること

 以上2つを是非とも注意して、皆さんでそれぞれの貴重な高校時代を守ってほしいと思います。よろしくお願いします

 

 さて、2点目は、「校長表彰」についてです。

 昨日、生徒約40名に私から表彰状を授与いたしました。この「校長表彰」とは、高校生活を全力で送っている生徒を是非ともほめてあげたいとの私の思いから始めました。

 先ほど、このコロナ対策で高校生活を全力で送らせてあげられなかったことに心を痛めていると言いましたが、私は、たった3年間しかない大切な・貴重な高校時代を無駄に過ごしてもらいたくない、何にでも全力でぶつかっていってほしいと切に願っています。

 この「校長表彰」は、決してよい成績・よい結果を出したから表彰するわけではありません。よい結果を出すために、そのプロセスで全力でがんばったという、その取組に対して表彰してあげたいと思っています。

  優れた結果を出すのは難しいけれども、好きになって、主体的に全力で取り組むということは、誰にでもできることです。ものごとに主体的に、全力で取り組むと、めきめき力がついて、ものすごく成長します。また、なにより前向きになって、日々が充実して楽しくなってきます。

 そして、更に重要なのが、周りの人々が、言い換えれば社会が認めてくれます。その頑張りにより、自分は前向きに充実して成長し、周囲から認められ、尊敬される人間になるのです。しかも、この高校時代の自分自身の頑張りで、一生の自分の方向性が決まってくるのです。

  生徒の皆さん、たった3年間しかない、大切な・貴重な高校時代を、無駄にせず、何かしらに全力で取り組んでみてください。キーワードは「全力」です。そうすれば、結果的に校長表彰されることになります。

  因みに、校長表彰は、1学期1回、2学期2回、3学期1回の計4回。表彰は、1人1回だけ。多くの生徒の頑張りを表彰したいと思っています。

 

 さて、本日は、2点、話をしました。

 1点目は、新型コロナウイルス感染対策で皆さんに守ってほしいこと2つあるという話。

 2点目は、校長表彰の話しから、高校時代に何かに全力で取り組んでほしいという話でした。

 

 皆さんが2学期また、元気で登校してくれることを祈っています。